YORIAI
2026-05-29事業者の方へXでシェア

放課後等デイサービスのAI導入|書類業務から始める現場内製化

放課後等デイサービスでAI導入を始めるなら、連絡帳、支援記録、個別支援計画書の順に小さく試すのが現実的です。

放デイのAI導入は、書類業務から始めるのが現実的

放課後等デイサービスでは、送迎、学校連携、保護者対応、個別支援計画書、日々の記録が同時に走ります。AI導入を大きく構えすぎると、現場が使う前に止まります。最初に狙うなら、判断をAIに任せない書類業務です。連絡帳の下書き、支援記録の整形、会議メモの要約など、効果が見えやすく、現場の確認で戻せる領域から始めます。

最初の対象は、毎日発生する連絡帳に絞る

初月は、全業務を触らず連絡帳だけに絞る方が定着します。スタッフが短い観察メモを入力し、AIが保護者向けの文章に整え、最終確認者が事実と表現を見ます。これだけでも、文章に悩む時間が減り、スタッフごとの文体差も小さくなります。毎日使う業務で小さく成功すると、AIへの抵抗感も下がります。

初日に試す具体手順

1日目は、まず職員1名・利用者3名分だけで試します。連絡帳アプリや記録システムに直接入れず、別のメモ欄で「出来事・支援・反応」を書き、AIに下書きさせます。いきなり全員分で始めると、確認が追いつかず事故が起きやすくなります。

プロンプト例: 放課後等デイサービスの連絡帳として、次のメモを保護者向けに120字程度で整えてください。責める表現、診断名、学校名は使わないでください。できたことだけでなく、職員が行った支援と次に試すことも自然に入れてください。メモ: 〔ここに出来事・支援・反応〕。

初週の評価は、時間短縮よりも「職員が直しやすかったか」で見ます。出力をほぼ全面修正したなら、AIが悪いのではなく入力テンプレートが粗い可能性があります。使えた文例だけを残し、翌週のプロンプトへ反映します。

次に、支援記録と個別支援計画書へつなげる

連絡帳で入力テンプレートが定着したら、支援記録の整形に広げます。日々の記録が揃うと、個別支援計画書の更新時に、過去の支援と本人の変化を振り返りやすくなります。AI導入は、連絡帳、支援記録、個別支援計画書を別々に効率化するより、同じ観察メモから段階的につなげる方が効果が出ます。

放デイ特有のリスクは、学校名と家庭情報の扱いにある

放デイの記録には、学校名、担任とのやりとり、家庭での困りごと、送迎時の状況が入りやすくなります。AIにそのまま入れると、個人情報の扱いが危うくなります。学校名や家庭情報は伏せ、支援上必要な抽象情報に置き換える。入力してよい例と入れてはいけない例をスタッフ全員で共有する。この安全ルールが、放デイのAI導入では欠かせません。

導入ではなく、現場が直せる運用にする

AIツールを契約しても、プロンプトや確認基準を外部任せにすると現場に残りません。放デイでは、利用児童の特性、保護者への伝え方、自治体の様式が事業所ごとに違います。だから、プロンプト、入力テンプレート、NG例、確認手順を、スタッフが読めて直せる形で残します。AI導入のゴールは、ツールを入れることではなく、現場が自分たちで改善できる状態です。

AIを現場で使い切れる形に、内製化しませんか?

3〜6ヶ月の伴走で、プロンプト・手順・見直しの型を現場に残します。

AI内製化プログラムを見る

Related

関連記事

コラム一覧 →

福祉エリアマップ · 放デイ・児発を、地図で見る。

Xでシェア